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ユッケに添えられるリンゴや梨、一見ただの彩りと思いがちですが、実はこれには深い理由があります。
甘さと酸味が絶妙にユッケの旨みを引き立て、口の中でバランスを保ってくれる他、消化を助けるという大切な役割を果たしているのです。
この記事では、食材同士の調和を知ることで、より美味しく楽しめるユッケの秘密に迫ります。
プロの視点から、なぜリンゴや梨がユッケに欠かせないのかを紐解き、次回食べる際にはその奥深さをぜひ味わってみてください。
なお、当ブログ「肉か肉以外か」では、食肉業界30年以上の知見をもとに食肉に関する情報を発信しています。ぜひ参考にしてください。
目次
では、最初にユッケという料理について簡単に解説します。
ユッケとはどんな料理?意味は?
ユッケとは、韓国の生肉料理のことです。
細切りにした牛肉の赤身部位(主にモモ肉)に、ごま油、砂糖、醤油、ニンニクなどを合わせたタレをかけ、卵黄を落とし、よくかき混ぜていただく料理です。
ユッケは、漢字で「肉膾」と表し、肉を生で食べる「肉の刺身」という意味です。
肉の刺身を韓国語で、肉(ユック)、刺身(フェ)と発音します。
ユックとフェが合わさった「ユッフェ」がユッケの語源とされています。
なぜリンゴや梨が添えられているの?

焼肉屋などの飲食店で提供されるユッケには、必ずといって良いほどリンゴや梨が添えられています。
彩りが良くなる他、酸味と甘味が肉の旨さを引き出すためでもあります。
しかし、旨さを引きだす以外にも重要な役割を担っています。
ユッケに添えられているリンゴや梨、それぞれの効果を探っていきましょう。
リンゴの効果

リンゴは、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なフルーツです。 リンゴを食べることで期待できる効果は以下になります。
- 整腸作用とコレステロールの吸収を阻害
- 疲労回復
- 抗酸化作用
整腸作用とコレステロールの吸収を阻害
リンゴには、水溶性食物繊維のペクチンが含まれています。
ペクチンには、整腸作用、コレステロールの吸収を阻害する効果があります。
また、腸を活発にし、排便をサポートしてくれるレグナンやセルロースという不溶性食物繊維も含まれており、消化を促しコレステロール吸収の阻害に活躍します。
疲労回復
リンゴの酸味のもとである有機酸(リンゴ酸やクエン酸)には、疲労回復の効果があります。
抗酸化作用
リンゴの皮や果肉に含まれているポリフェノールには抗酸化作用があり、老化や動脈硬化などを予防する効果があります。
このようにリンゴには、様々な効果のあることがわかりました。
なかでも注目すべき点は、整腸作用です。
生肉料理の特徴として、消化されにくい点が挙げられます。
ユッケにリンゴが添えられている理由は、肉の旨みを引き出す他、生肉の消化を促す作用があるからです。
韓国では、リンゴではなく梨
日本で提供されるユッケにはリンゴが添えてあることが大半ですが、本場の韓国のユッケは、梨が主流です。
リンゴと梨にはどんな違いがあるのでしょう。
梨を食べることで得られる効果は以下になります。
- デトックス効果
- 夏バテ防止
- 整腸作用
- 消化促進
デトックス効果
梨に比較的多く含まれている成分にカリウムが挙げられます。
カリウムには利尿作用があり、体内の塩分を排出してくれることからむくみ解消やデトックス効果が期待できます。
夏バテ防止
約90%が水分の梨は、大量に汗をかいて失った水分とカリウム等のミネラル類の補給に最適です。
また、梨には疲労回復に効果があるアスパラギン酸が豊富に含まれています。
梨で、水分と栄養が同時に補給でき夏バテ防止にピッタリのフルーツです。
整腸作用
梨にはソルビトールという糖アルコールが含まれています。
ソルビトールは糖類の中でも低カロリーという特徴があり、整腸作用にも効果があります。
消化を促進
梨には、消化を促進する効果のあるタンパク質分解酵素「プロテアーゼ」を含んでいます。
プロテアーゼには消化促進の効果のほかに、お肉をやわらかくする働きがあります。
すりおろした梨を焼肉のタレに加えて、お肉を漬け込むと柔らかいお肉に仕上がります。
リンゴと梨に共通する効果は、整腸作用、消化促進でした。
ユッケに添えられているリンゴや梨は、ただの飾りではなく、肉の旨みを引き出し、消化を助けるという重要な役割を果たしていたのです。
簡単ユッケ風レシピ

おつまみにピッタリ! 手軽に楽しめるユッケ風のおすすめレシピを2つ紹介します。
ぜひ一度お試しください。
- 生ハムユッケ風
- コンビーフユッケ風
食感は本物?生ハムユッケ風
【材料(1人前)】
- 生ハム40gから60g
- キュウリ
- リンゴ又は梨
- 大葉
- いりごま
- 松の実(お好みで)
- 卵黄
- ※タレ
- ごま油小さじ2杯
- コチュジャン適量(お好みで調整してください)
生ハムに塩味があるので、その他調味料は使用しません。
【作り方】
- キュウリ、リンゴを薄切り又は細切りにする
- 生ハム、大葉を細くカットする
- 生ハムとタレを合わせる
- 器に大葉一枚を敷き、その上にタレと合わせた生ハムユッケを盛り付ける
- 卵黄を落とし、※タレをかけ細切りにした大葉をちらす
- 薄切りのリンゴ、キュウリを添えて、出来上がり!
生ハムの食感が、ユッケにそっくりでビールによく合う一品です。
リンゴやきゅうりを合間合間に食べることで、最後までさっぱりと頂けます。
超簡単!コンビーフユッケ風
【材料(1人前)】
- コンビーフ1缶
- 大葉
- きゅうり
- リンゴ又は梨
- 卵黄
- いりごま
- 松の実(お好みで)
- ※タレ
- ごま油小さじ2杯
- コチュジャン適量(お好みで調整してください)
【作り方】
- 大葉、リンゴ(梨)、きゅうりを薄切り又は細切りにする
- コンビーフをほぐしやすいように、缶から別のお皿等に移し、数秒レンジで加熱する
- ボールなどにコンビーフを移し※タレを加えてほぐす
- ほぐしたコンビーフをラップで包み形を整える
- お皿に大葉一枚を敷き、リンゴ(梨)、きゅうりを添える
- コンビーフにくぼみを作り、そこへ卵黄をおとす
- 細切りにした大葉、いりごま、松の実をちらして出来あがり!
自宅で本物のユッケを食べる方法

ユッケ風の料理も良いけど、やっぱり本物のユッケが食べたい!そんなあなたに朗報です!
自宅で安心・安全の極上ユッケが食べられる方法があります。
国の定めた「生食用食肉の規格基準」を満たした施設で加工・製造されたユッケを取り寄せる方法です。
以下に、わたくしが実際に取り寄せ、実食したユッケをおすすめ順に紹介していますので、一度ご覧ください。↓
まとめ

- ユッケは韓国の生肉料理
- ユック(肉)フェ(刺身)が語源
- リンゴ・梨には彩りのほか、肉の旨みを引き出す、整腸作用、消化促進作用がある
ユッケ(生肉)にリンゴや梨、この意外な組み合わせにもしっかりとした理由があることがわかりました。
先人たちの知恵には本当に驚かされます。
もし、ユッケを食べる機会があり、リンゴや梨が添えてあれば、この記事を思い出しその奥深さをぜひ味わってみてください。


